花立峠(那須烏山市)でロング走~奥武蔵ウルトラに向けて~
令和初ランは、前々から仲間と計画していたロング走を実施してきました。
▼前置き
目的としては、6月2日に開催される「奥武蔵ウルトラマラソン」(78km)に参加するためでした。今日練習をした仲間5人のうち、4人がこれに参加します。
僕は相も変わらず長い距離を走っていなくて、20km以上の距離を走ったのはもしかしたら10月に出場した水戸黄門漫遊マラソン以来じゃないかというレベルでした。
僕は、何度も書いているのですが長い距離を淡々と走るのが苦手(ただの豆腐メンタル)でして、フルマラソンは2014年の自己ベストを境に練習をしていないのでどんどんタイムが悪くなっています。
その中で、2017年には富士五湖ウルトラ(71km)で初ウルトラを経験し、2018年には城内坂ウルトラで初100kmを経験しました。
競技出身者の僕としては無駄なプライドがあって、フルマラソンを走るとどうしてもタイムを意識してしまいます。でも、ウルトラって全く違う世界で、タイムを気にせず走れて楽しいというのが僕の持論です。
でももちろん、練習した方が良いに越したことはないのですが・・・(笑)。なので、今回仲間の力を借りてせめてものロング走をしてきました。
▼花立峠コース
那須烏山の奥地にあるこのコースは初めて走ります。仲間の1人が周回10kmのコースをいくつか用意してくれ、 平坦なコースと峠を走る登り下りが激しいコースのどちらか、ということで、奥武蔵ウルトラという性質もあり、後者を選び、花立峠となりました。
僕は、前置きの通り全然長い距離を走っていなかったので、途中でもし歩いたとしても長い時間動き続けることを優先して4周(約39km)は絶対走ると決めていました。
まず、スタート地点ですが、駐車場があるのが山の頂上付近になります。
憩いの森公園、という形になっているようです。
トイレはありますが、自動販売機がないので、買っておくのが無難です。
ここから、駐車場の入り口側に向かって走っていきます。最初から急に下ります。この2km強の下りの傾斜がいきなりきつくて、これを登るのか・・・と思ってしまいますがそんな甘いものではなかったことは後に気づきます(標高240m→88mまで下り)。
その後下りきると自動販売機のあるT字路にぶつかるので、左折します。このコースは基本的に左に道沿いですが、2箇所ほど意識して曲がらなければいけない部分があります。
曲がると2km強、田園地帯。ここも斜度がゆるくなっていますが下っています。後半になるほど、この下りのありがたみがわかりました。
ここら辺はちゃんとした(?)道路ですが、歩道があるのでそこを走ります。とは言え、車も人もほとんどいません。
この田園地帯を2km強走っていくと左手に「旧大木邸」というかやぶき屋根の家がありますので、そこを左折します。ここが一番注意ポイントで、まっすぐ進んでしまうとコースから延々と反れてしまいます。
ここからが地獄の始まりです。例えるなら城内坂ウルトラコースのあの峠。2kmくらいで標高62mから232mまで一気に上がっていきます。
ここら辺は車通りのある道路から完全に外れて、細めの峠道を越えていくことになります。頂上まで一度も手を緩めてくれないその坂は、周を追う毎に強敵になります。でも、木陰の多い場所で、脇に川?が流れていることもあり、今日はすごく太陽が照っていた時間があったのですが、ここだけはひんやりでした。暑い時期にはこういうところがいいかもしれないです。
頂上までたどり着いたら、1kmちょっとで100mほど下ります。下っている途中に何度かT字路にあたりますが、基本的に左、左です。
下りきって左折をすると少し(ほんとうに少しだけ)大きな道路に出ます。視界的に開けているので感じにくいですが、結構登っています。この道を登っていった先に、スタート地点の駐車場があります。
そうです。このコース、一気に下まで下らせたと思ったら一気に頂上レベルまで登らせ、また半分ほど下らせて最後その分登らせるという、なかなかのドSコースなんです。。。平坦がほぼない。。。
フィニッシュ地点に向かう道路の脇には牛さんがいたり(くさい)、のどかな風景が広がっています。そして、この看板を曲がり角を左折するとラスト500mの登りを経て、無事に駐車場に戻ることができます。
僕は、最初の2周こそいい感じのペースで走れていたのですが、3周めでガタがきて集団から離れ始め、4周目は登りを歩いたり走ったりしながら何とか4周(約39km)をこなすことができました。
やっぱり1人だと20kmとか、いっても30kmとかでやめちゃっただろうな、ということを考えると、人と走るのって大変ありがたいなと思います。そんな中で参加した人のうち2人は50kmまで淡々と走り続けていて、すげーなと思いました。
花立峠は初めて走ったのですが、1周約10km(GPSで9.8km)ということや、ドエスのような峠の連続、自然がいっぱいののどかなコースですごく良かったです。城内坂コースと比べると、坂の破壊力は城内坂ですが、ずっと坂と付き合わなければいけないという点では花立峠の方がキツイかもしれません。
いずれにしても、高低差の厳しい奥武蔵ウルトラマラソンのいい練習になりました!