足袋型シューズ「hitoe」を履いてみた
先日のなないろスポーツフェスタで入賞した賞品として、足袋型シューズ「hitoe」をゲットしました!
日曜日のリレーマラソンの賞品、足袋がもう届いた。日曜日の夕方にサイズヒアリングして、火曜日には届くってすごい。しかも倉敷から。
— 走シンドローム@Kohei Matsushima (@kou90ers) 2019年3月19日
使うのめちゃくちゃ楽しみ。#マラソン足袋#hitoe pic.twitter.com/W4oIe4UTK8
ここ数年、ウルトラマラソンを走ったりして「ただ速く走るだけではない楽しみ方」を感じるようになりました。その中で、裸足で走る方や一本下駄で走る方を見かけていてすごく興味深く、ちょうどこのような「足袋型」シューズは気になっていたところでした。
ただ、何でもかんでも買えるわけではない中で優先順位非常に低くて、今回はすごくラッキーでした!
◎形状としては
ゴムのような1枚ソールが中敷直下に設置されており、アッパーは少し伸び縮みがするような素材。それらが直接繋がっていて、それぞれが連動して動くような感覚です。
こんな感じの一枚ソールが中敷き直下に接地されてます。裏は細かい切れ目が入っていて、この通りぐにょんぐにょんです。 pic.twitter.com/8RhOiU39xQ
— 走シンドローム@Kohei Matsushima (@kou90ers) 2019年3月21日
足先は親指とその他で分かれているので、専用もしくは5本指ソックスが必要ですね。僕はもともと走るとき5本指ソックスだったので違和感なしでした。
また、僕は普段ランニングシューズは26.5cm~27cmですが、これは26cmでした。少し小さめのぴったりフィットのがいいみたい。
◎走ってみた感想
①地面を足裏でなぞっている感覚がダイレクトに伝わってきます。まさに裸足で走っているような感覚。走っていて、今足裏のどの部分が地面に接していて、どういう軌道でつま先に抜けていくかが手に取るようにわかります。ソールの外側に丸みがあるため、ちゃんと接地しないとぐら付くような感覚もあります。
②地面に接地した時の衝撃がダイレクトに脚から上に向けて伝わってきます。感覚的には特に膝あたり。これは、普段走っている時には現代のランニングシューズの優れた機能(クッション性や反発性)によって吸収されている部分だと思います。そのため、「ちゃんと」走らないとすぐ疲れてしまったり、脚を壊してしまったりしそうです。逆に言うと、普通のランニングシューズではごまかしが利いている部分を理解できるってことだと思います。
①、②と同じ理由で、速く走ることは難しくなります。実際走ってみて、通常のジョグよりペースが遅くなりました。この遅くなっている分っていうのは、普段ランニングシューズの性能に甘えて適当に走っていた分なんじゃないかと思っています。その、甘えている部分が感覚的にわかって、かつ、矯正できるのがこのhitoeの大きな魅力かな、と。
これを履いてトレーニングをすることで、結果的に効率よい走りになったり、怪我をしにくくなったり、できそうな気がします。
ただ、あくまで「速く走る」「自分の限界に挑戦する」のを目的とするなら、ランニングシューズの方が良いと思います。だって走りを補助してくれるのだから。hitoeは間逆で、走りの補助ではなく本来の気づきを与えてくれる、という感じです。
ということで、ゆっくりのジョグやウォーキングでhitoeを履いて身体の使い方を学ぶ。強度の高いトレーニングや心肺系のトレーニングは目的が別なのでランニングシューズで走る。レースはもちろんランニングシューズで走る。
これによって、今までのランニングの幅がより広がるような気がします。
課題は、そのトレーニングのために1足約12,000円の足袋を買い換えられるかどうか、か。笑