走シンドローム

栃木×マラソン・ランニングの情報発信│1児の凡才パパランナーの走った記録、日常、思ったことなど

なないろスポーツフェスタで入賞してきました。

2019年3月17日に開催された「なないろスポーツフェスタ」に参加してきました!

 

nanairo-festa.world

リレーマラソンの部は4時間耐久で、12時15分スタートとゆったりめ。

今回はNO-BORDERというチームで参戦して2チーム作りました。その名も「NO-BORDER兎」と「NO-BORDER亀」。チーム名を考えた人のセンスを疑います(ごめんなさい)。

名前の通り、兎さんチームは比較的速い人のチームにして入賞狙いをして、亀さんチームはゆっくり楽しく走るスタンスで人集めをしました。高校のときの部活の仲間や大学、社会人になってからのラン友さん、知り合いの知り合いまで、ごちゃ混ぜでした(笑)。

会場はつくば市洞峰公園。めちゃくちゃ広いわけではないですが、今回コースだった1周1550mのコースにはずっとタータンが敷いてあって走りやすかったです。

www.tsud.co.jp

上記の通り、僕がとにかく声をかけまくって集めたメンバーだったので、小グループでの知り合い同士ではあるものの、僕がとりあえず行ってまとめなければいけないのに、見事に遅れました(笑)。10分程度集合から遅れた挙句、駐車場が満車で遠いところを案内されて、ちゃんと受付して集まれたのが11時半。全員集合してとりあえずスタートと中継所の位置だけ確認、ゼッケンを雑に配ってチームわけだけして後は放置!本当に雑ですみませんでしたという感じです。。。笑

 

さて、入賞ラインは総合8位だったのですが、昨年の優勝チームを見るとキロ3分20秒ちょっとくらいのペースで回しており、兎さんチームの6人だったら1550mのコースを1周ずつ交代で回してそのくらいのペースで走ることは可能な範囲でした。

とりあえず、1走に一番速いNくんを置いて、開幕ダッシュをしたところ、なんとゲストランナー(?)を除いて1位で帰ってきました!すごい!

ちなみにこの大会、おもしろいのが1時間に1回「助っ人」を使えるところ。助っ人で強力なのが筑波大学の学生で、バリバリ現役の陸上部が走るのでゆるく走っても速い速い。1走目の1位は筑波大学生だったようです。

 

4時間耐久なので、6人で1550mを回すと7~8周くらい回ってくる計算(30分に1本)。インターバルトレーニングというより、間ががっつり空いて走るスピードを上げられるレペテイショントレーニングのような形でした。

僕は6人分の5走。1周目は5'15でした。だいたいキロ3分20秒後半くらいのペース。最初の1周はアップも兼ねて無理のない範疇でと思っていましたが、周りに引っ張られ、チームの順位も良く、いいペースで走ってしまいました。

 

リレーマラソンの特性上、時間を重ねると順位が全くわからなくなるのですが、2周、3周と重ねていった時の速報の張り出しを見ると2位であることがわかりました!ただし、2~5位あたりは1分差くらいの僅差での競り合いになっていました。気を抜けなくなってしまった・・・笑

 

2周目:5'12”

3周目:5'24”

4周目:5'21”

 

最初はリラックスして走っていたのですが、そのままだと段々とタイムが落ちてしまっていました。約半分を終えた際に、あと半分(4本)も走るなんて・・・という気持ちでしたが、仲間が作ってくれたお菓子などをつまみながら、話しながらのんびり過ごしました。リレーマラソンってこういうのが楽しくていいですよね。こんな順位狙わなきゃもっとゆるく楽しいはずなんですが。笑

 

5周目:5'18”

なんとかタイムはキープしているものの、明らかに脚が重くなっているのを感じていました。と、同時に、2~4位の争いも激化。ちなみに1位は周回差のダントツで走っていたので割愛・・・

そのうち4位は段々はなれていったのですが、見ていると3位のチームは1時間に1回の助っ人制度を利用している!!その助っ人と、あと1人くらいいるめちゃくちゃ速い人でタイムを稼ぎ、その時に僕たちのチームより前に出るのですが、トータルでは僕たちの方が早く、また巻き返して2位に戻る、という展開が続いていました。

 

6周目:5'12”

7周目:5’10”

段々タイムは上がっているのですが、明らかに無理な走りに近づいていました。。。というか、こんなタイムで本数重ねられると思ってなかったので、やっぱり襷と競り合いってすごいなと思いました。

 

ラスト1周回に入る前に2位だったのですが、その時に相手のチームも最後の助っ人を利用!これで再度逆転されます。

そしてラスト1周回目のエースNくんで追いつき、ほぼ並んで襷リレー!!なんだこの展開!!

ちなみにタイムを計算していくと、2走、3走、4走、そして5走の僕でラストになりそうな時間でした。なんてこった・・・と思いつつ燃える展開。

 

その後は接戦が続きました。2~4走と、お互い一歩も譲らず全て前後1秒差くらいで繋いできました。このタイミングで書くのもなんですが、相手は高校生チームでした。そして、うちはエースを控えているとは言え、実は6人中3人が40代。高校生と競り合うなんて、とんだ化け物おじさんチームでした(笑)。

 

そして、襷を相手チームとほぼ同時に受け取り、時間は3時間57分くらい。どんなに速くても1周3分を切ることはまずないので、僕のこの競り合いで勝負が決まります。相手も同じ状況と、もちろんわかっています。

襷をもらったと同時にお互い逃がすまいと飛び出しますが、100mもせずにペースは落ち着きます。これは明らかに「勝負」。タイムはともかく、先にゴールできればいいので、完全に勝負になっていました。感覚的には僕の7周までのペースよりほんの少し遅いくらいのペースで走っているようでした。飛び出した際に相手が前だったので、僕は大人気なくもすぐ斜め後ろについて様子を伺いながら走ります。相手もあまり余裕はなさそう。でも僕も正直ロングスパートをかけて追い抜き返されたら着いていく余裕はないくらいでした。

自分でもびっくりなのですが、高校生相手に走っている時に考えていたのは「ラスト勝負に持ち込む」でした。僕は結構ラストスパートに自信があって、今日の走りの感覚からするとこのペースでずっといけばラストスパートを出し切れると思っていました。でも、今考えると、あまりスピード練習もしていない上に、若さという圧倒的に有利な条件の相手にこの勝負に持ち込んだ自分は頭が沸いていたなと思っています。笑

相手も同じ考えだったのか、遅すぎず速すぎず、でも段々と体力は削られていくようなペースでレースは進みます。「曲がり角のところでラスト200m切るくらいかな?、そこで仕掛けよう。」そう思っていて、そこまでは同じペースで推移します。

そして曲がったところで・・・!!相手も全く同じことを考えていたようでペースが数段上がりました。ここが一番きつくて、少し離れかけたんですが、仲間が待っていると思うと離れられずに何とかくらいつきます。ここで食らいつけたのが大きかった。

もう全く余裕はないのですが、最後の曲がり角を曲がってフィニッシュまで100mを切るくらいの直線、周りにたくさん人がいる中で相手がもう1段ギアを上げてトップスピードになりますが、ここまできたら自分のテリトリー、射程範囲。身体も息もきついですが、思っていた通りの感覚でラストスパートが炸裂します。まさに全力疾走。この周回で初めて相手より身体半分前に出ました。よし!刺し切った!!と完全に思ったラスト20m、横から伸びてくる相手の身体・・・抜けない・・・けど、抜かれない・・・そのまま、ほぼ同時にフィニッシュテープを駆け抜けました。

 

 

ほんとうにほぼ同時。結果を待つしかないですが、僕の最終周回も含めてメンバー全員がデットヒートを繰り広げ、2位という順位を狙いました。こんなに熱くなったのは学生時代以来で、すごくたのしかった。

 

そして順位発表・・・

結果は、

3位!

 

残念ながら刺しきれてなかったようです。でも全く悔いはなく、むしろこんなに走れたし熱くなれたのでとても良かったです。

亀さんチームもゆっくり楽しくがコンセプトのはずだったのですが、半分以上の順位の22位!すごい!・・・と同時にこんな戦いを横でしてしまって、なんだか雰囲気を巻き込んでしまって申し訳なかったです(笑)。次は楽しく走るだけのリレーマラソンに出たいな。

 

表彰式と抽選会を含めていろいろ賞品をもらったのですが、その中に「マラソン足袋(たび)」がありました。個人的にはこういうシューズ?は気になっていて買いたいなと思っていたのですが、あまりそこにお金もかけられないということで買えていなかったのですごくうれしかったです。合計4足、チームでもらったのでじゃんけんで勝ち抜きゲットしました。サイズを記入して後日届くのでとても楽しみ。

hitoe-marugo.jp

 

そして最後にオチとして。

実は3位という順位は僕が刺し切れなかったことでなった順位ではなかったのです。完走証をもらって気づいたのですが、「4時間以内にフィニッシュ地点を最後通過したタイミングの順位」が最終順位。。。ということは、僕が襷をもらった3時間57分くらいのタイミング、あのタイミングで順位は決まっていたのでした。

僕と、相手の高校生のデッドヒートは、実は何にも意味がなかったという・・・(ということは、相手もルールを理解していなかったんですな。)笑

でも、記録より、思い出、記憶に残るレースになりました。