走シンドローム

栃木×マラソン・ランニングの情報発信│1児の凡才パパランナーの走った記録、日常、思ったことなど

水戸黄門漫遊マラソンにて②~素晴らしいコースと激痛と~

 

kou90ersrun.hatenablog.com

 ハーフまでは、タイムだけは順調に刻んでいましたが、既に脚は重く、足の裏が(筋肉的に)痛くなっていました。それでも、粘ることはできていたので、5分ちょっとくらいのペースをどのくらいまで保てるか、それによってフィニッシュタイムは変わってくるな、と思っていました。しかし、23kmくらいで、序盤から違和感のあった左の腸腰筋あたりに攣るような張りが出てしまい、ペースがガクッと落ちてしまいます。このタイミングから、とりあえず次の5kmまで、という思考に切り替わっていきます。

23km:5'18"、24km:5'50"、25km:6'01"

~25kmの5km:27'48"

順調に落ちていくペース。めちゃくちゃきつくなってきたのですが、まだギリギリ走れるので、走り続けます。この時点でもう、休み休みいかないと脚が厳しいとかなり弱音になっていました。ただ、何も決めずに止まったり歩いたりしてしまうと先が長すぎるので、給水所のタイミングで一休みしよう、と思って走りました。これが幸か不幸か、28km?あたりを越えた後給水が32kmまでなかったのです!今まであんなにあったのに!(笑)これのおかげで早いタイミングでだれることなく32kmまではゆっくりながら走り続けました。

~30kmの5km:31'32"

31km:6'22”、32km:6'42”

ここで給水所で少し歩き、走ろうと思っていたのですが、もう脚が攣りかけていて簡単に走れる状態ではなくなっていました。でも、なんとしてでもリタイアはしたくない!という想いで歩き・走りながら進みます。ここから35kmあたりが一番きつかったように思います。

32kmあたりからは千波湖の周りを走るコースで、天気も相まってすごく綺麗で気持ちよかったです。こんな脚の状態でなければもっと気持ちよかったのに、と思うと少し残念・・・(笑)。

脚ですが、走り終わった後でもすごく感じていたのですが、まず足裏の疲労が凄かったです。物理的な足裏の痛さなどはあるのですが、足裏の筋肉的な痛みや疲れというのはあまりなくて、これに関してはシューズが悪かったのでは?と思っています。今回、onのクラウドフローで走ったのですが、個人的にはこれはジョグ~ウルトラ向きと考えていて、キロ5分を割るスピードで長い距離を無理して走ったことで足裏に疲労が残ってしまったのでは?と思っています。準備不足の自分が一番悪いのですが、このレベルだとフルマラソンで何のシューズを履いていいかすごく悩みます。もう少し走れるなら亜ディゼロタクミなんですけどね・・・

後は(おそらく)腸腰筋。ここが何度も攣ってしまって走れない状態が続きました。これも同じく久しぶりにキロ5分を割るペースで長く走っていたので、脚を引き上げる動作に無理が生じたのだと思います。そう思うと、ウルトラでは確かに脚を上げるような動作をほとんどしていなくて、それに慣れてしまっているような気がしています。練習不足・・・

そんなダメダメ状態で千波湖を回ります。33km:10'17”、34km:10’39”、35km:10'26”。ここら辺が一番タイム的にも厳しくなっていて、これを過ぎたところで少し脚が戻り、走れるようになってきます。

~35kmの5km:45'28"

この先も走ったりたまに攣って歩いたりを繰り返していたのですが、39kmあたりのトンネルがすごく感動しました。トンネル内にずらーっと並ぶキャンドルがすごく綺麗で、演奏や音楽がトンネル内に鳴り響き、学生が応援にずらっと並んでいました。暗さと後半と脚のつらさもあって、何故か、本当に何故かですがぐっとこみ上げるものがありました。本当に今考えても何故?という感じなのですが。

これにより少し元気になったので、そのままフィニッシュまでいきたいところだったのですが、相変わらず攣る脚がそれを引っ張ります。結局それは最後まで変わらず、歩き、走りを繰り返しながら、ラストスパートももちろんかけられずにフィニッシュとなりました。

フィニッシュタイム:4:22'56”

ダントツのワースト記録を更新しましたが、フィニッシュできたことに達成感です。もしかしてウルトラよりきついんじゃないか?という謎の思考も走っている最中あったりしました(笑)。

走り終わり、ランナーサービスを受け取り終わった後のメイン会場で少し座って休んでいたのですが、脚全部がじわじわと痛むような感じで、陸上部でスピード練習をやって追い込みきった後の、いわゆるケツ割れのような状態でして、こんな遅いペースでも筋肉を使い切るとこんな感じになるのかなーと新発見でした。フルでベストを出した時も、ウルトラを走った後も、こんなにはならなかったので、本当に自分がダメな状態でフルマラソンを走ったのだと、改めて思いました。

 

会場にあるあったかいものを食べたいとも思ったのですが、お金のほとんどを駐車場においてきてしまって、そう遠くはないのですが今の状態で戻る気力もなく、おとなしく着替えだけして車に戻りました。

今回は準備不足すぎる自分でしたが、大会としては本当によくって、沿道の声援・地域への根付きは感動を覚えるものでした。アップダウンも多少はありますが記録は狙えそうなコースで、宇都宮から1時間圏内ということもあり、この場に万全の状態でまた来たいなと思える大会でした。そしたらもっと楽しかっただろうなー・・・(笑)

 

ということで、来年もしこの時期にフルを出る計画があれば!!あれば、ですよ(笑)、またここに出たいと思いました。

 

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