走シンドローム

栃木×マラソン・ランニングの情報発信│1児の凡才パパランナーの走った記録、日常、思ったことなど

理想のフォームと自分に合ったフォーム(18年しらさぎ駅伝)

 

 2017年9月くらいからなんとなく感じ始め、11月のハーフ、1月の10km、そして先日のしらさぎ駅伝で、「現状の」自分の中で確信に近いものになったフォーム論をまとめました。素人の持論のためご参考にとどめてください。

 

しらさぎ駅伝(上三川)を走ってきた

2.85km:9分25秒(3分18秒平均)。
この前のしらさぎ駅伝(上三川)を走った結果です。3分20秒以内で3km近い距離を走りきれたのは、思い起こしても数年間ない気がしていて、タイムとしてはとても良かったです。
この駅伝の3日前(日曜に対して木曜)に、陸上競技場で1000*3(R=200m)を実視した際のイーブンが3分19秒くらいで、かなりきつかったので、今回は3分30秒イーブン以内くらいいければいいかな?という気持ちでした。

何でこんなにタイムが良くなったんだろう…と考えたときに3つ思い当たる節があります。
1)調子。そもそもとして3日前に1000*3をやったことで、本番に向けて身体に刺激が入って調子が上向きになったと思っています。それを考えても上出来すぎるけど。。笑
2)これは感覚的なところですが、陸上競技場とロードの違いがあると思っています。ちゃんと分析しなければいけないのですが、僕は昔から陸上競技場よりもロードレースの方がタイムがいいのです。走り方が合ってるのかもしれません。
3)これは多少だと思いますが、個人練習の時より駅伝の方が気持ち的に走れます。ちなみに、過去を振り返っても僕の場合、個人レースと比べても駅伝の方が走れます。メンタル弱いだけかもしれません。笑

ここまではタイムが「比較して」良かったと思う要因を書いてきました。上3つ以外の大前提として、ここ1年くらいは社会人になってから継続的に練習を積めているので、順調に力がついているのだとも思います。

 

効率的なフォーム

さて、ここからが本題で、いつも通り素人のフォーム論を展開します(笑)。
前談として。僕がフォームというものを意識し始めたのはもう10年くらいは前になります。いろんな本を読み漁って、速い人の走りをみて、理論的に一番速く走れる走りを、短距離的な視点も含めて模索し続けてきました。この時に意識していたのは「効率」でした。いかに走りのロスを少なくして効率よくスピードを出せるか。接地は体の下でブレーキにならないよう短く、腕と脚のタイミングを合わせて力を最大限発揮する、無駄な力を使わないよう力を伝えやすいよう腰は高く、体幹はぶれずに。。。
こんなことを考えてこれまで、それこそ半年前くらいまでやってきました。もともとの自分の走りは極端なストライド走法なのですが、ストライド走法の無駄な点をいかに削れるかを考えたりしてました。

 

この10年間の積み重ねは無駄ではないと思っていますが、これを覆す走りが最近です。「よりストライドに戻ってきていて、それでいてより速い」のです。
まず、一番変わったのは四肢の動きです。今までは無駄をなくそうと思い綺麗なフォームを意識していましたが、今は前より恐らくちょっと汚いです(笑)。具体的に言うと、骨盤~股関節で脚を伸ばす感覚で走っています。脚を前に出す際に、脚単独ではなく骨盤をひねって骨盤から前に出していくよう心がけています。これに合わせて腕の振りも変わっています。より前に脚が出ているので、腕もより大きくダイナミックに振っていると思います。感覚的には身体をひねっています。
これによってストライドが前より伸びました。代わりにピッチ数は少し落ちていますができるだけ落とさず、ストライドが伸びている分速く走れている、という分析です。

 

フォームと体力


ここまではフォーム単独の話なのですが、体力*1との相関関係について。長距離は「体力を如何に削らずに走り続けることができるか」が重要と思っています。そのために、そもそもの体力を増やしたり、余裕をもって走れるスピードの上限を上げることで速く走っても体力の消費が少なくて済んだりします。フォームも強く影響していて、無駄が多い走りは体力を消費するので、全く同じ体力の人が2人いたとしてフォームが効率的な方が速く走れます。
…という単純理論に基づいてフォームを研究してきたのですが、一般論より「自分の走りを伸ばす」方が速く走れるんじゃないか?というのが最近思っていることです。今までは一般的な効率の良いフォームを追求しすぎて、もともとあったストライドを少し狭めて、ある意味無理やり走っていた気がします。恐らく一歩一歩単独で見れば一般的な効率的なフォームの方が体力消費が少なくて済むのですが、トータル:体力の消費具合に対する進む距離、を考えると自分の走りを伸ばす方がいいと思っています。
フォームというのは物理学的に語られることが多いので僕もすっかり勘違いしてしまっていたのですが、それに体力という生理学要素も踏まえて考えなければいけないな、と思いました。

 

まとめ


ぐちゃぐちゃとわかりにくくなってしまいましたが、まとめます。
自分の自然な走りでいいところを伸ばす、明らかに悪いところは直すけれど、一般論に左右されすぎずに体力とトータルでみて一番速い走り方を自分固有のものとして模索する。
まとめまでよくわからなくなってしまいましたが、個人的にはランニングをする上でこういう答えのない答え、自分の感覚的なところに向き合えることがすごく楽しくて、一生する価値があるものだと思っています。もしかしたら10年後とかに、この記事を見て変なこと書いてたな、と笑っているかもしれません。笑

備考

・今回の駅伝は平均ピッチ181spm、平均ストライド167cmでした。身長172cmです。

 

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▼惰性で書いたピッチとストライド分析

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 ▼2018年1月、10km

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▼2017年11月、ハーフマラソン

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*1:わかりやすく、あえてアホみたいに「体力」としています