走シンドローム

栃木×マラソン・ランニングの情報発信│1児の凡才パパランナーの走った記録、日常、思ったことなど

【ウルトラ初挑戦】チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン(71km)

★2019年3月20日修正

2017年4月23日(日)に開催されたチャレンジ富士五湖ウルトラマラソンの最短種目、71kmに出場してきました。4年前にトレイルで44kmを走り、フルマラソンも数回走っただけで、「ウルトラマラソン」と呼ばれる類のものは初めての出場です。同じく初めて出場する方には少しでも参考になればと思います。

 

 

◇まず、事前の練習内容について。

僕は長い距離があまり得意ではなく、練習でも長い距離を走るのが苦手です(笑)。ので、ウルトラを出ている方からしたら、かなり少ない走行距離かと思います。

 1月 159km(ハーフマラソン1回、10kmマラソン1回出走)
 2月 139km
 3月 200km(フルマラソン1回、5kmマラソン1回出走)
  →バルセロナマラソン(3時間46分)
 4月 富士五湖ウルトラまでに158km(30kmマラソン1回出走)
  →おやま思川ざくらマラソン(2時間16分)

前述したとおり、長い距離を走るのが苦手です。練習をしていても、途中でスピードを上げて早く切り上げてしまいたくなります。とりあえず1ヶ月と1週間前にフルマラソン、2週間前に30km、1週間前に20km走、をした以外は最長12kmとかです。本当はもっと、長く・ゆっくり走る練習をすべきだと思っています。

 

◇次に、事前準備(装備品や食料)について

●食料
・PowerGel 5本 10kmに1回補給用
・塩熱サプリ 1袋 気づいたら舐めるように
・アミノバイタルゴールド ドロップバック地点(前半)にて
・モンスター ドロップバック地点(後半)にて

●装備
【前半戦】
 ターバン式ネックウォーマー、半そでTシャツにアームウォーマー、手袋、ハーフパンツ、カーフタイツ(ザムスト)、クラウドサーファー(on)
【後半戦】
帽子、ターバン式ネックウォーマー、半そでTシャツ、手袋、ハーフパンツ、カーフタイツ(ザムスト)、クラウドサーファー(on)

●ドロップバック
 着替えTシャツ、靴下、食料、帽子、タオル

エイドが充実していると聞いていたので、食料は栄養補給を最小限に。後述しますが、71km種目のドロップバックは本来27km地点(往路)のみしか受け取り・対応できないのですが、協力的な嫁がその地点に待機しており、27kmに加え56km(復路)でも使用できました。これが大きかった。

 

◇さて、当日

前日は河口湖駅近くの宿に泊まり、71kmの駐車場である富士北麓駐車場までは4km程度。7時スタートに対して5時に駐車場着、バスにはスムースに乗れて5時半には会場着。寒かったので体育館で待機。前述の通り嫁がいるので荷物預けはなし。6時半ごろには体育館を出てスタート地点へ。

 

スタートして2kmくらいは渋滞。これが良かった。これがなかったらいつものように軽快に最初飛ばして、いけるんじゃね?と思いつつ後半死ぬほど辛い思いをするパターンだったと思います。一応、予定ではキロ6分を軸に走るつもりでした。

2.5~5.0kmが下りだったのでラップが早くなってしまいましたが、その他は予定通りキロ6分(2.5kmで15分)にて淡々と走る。前半は街に出ると信号が多いので、できるだけ信号に止まらないようにかなり先の信号を見ながらペースをわずかにですが上げ下げしてました。それと、エイドは無理せず立ち止まり、水分と食料を補給PowerGelも予定通り10km毎に1回補給。かなり濃いので水と一緒に流し込み。河口湖沿いに入ると嫁の待つ27kmをまずは目標に淡々と走ります。ゆっくり走るのって意外と楽しい(笑)

さて、お待ちかねの27km。食料入れ替えとアミノバイタルを補給し、帽子を装着。6分くらい?滞在して再度走り始めます。次のドロップバック(嫁特設エイド。笑)は約56kmなので、この間29kmをまずはしっかり走ることを目標にしました。

27kmを過ぎると、かの有名な西湖への登り。富士山マラソンを走った時にも思ったのですが、ここは個人的にはあんまり気にならず。西湖→精進湖に向けて下り基調が続きますが、ペースを上げすぎず淡々と。精進湖沿いの42km地点ではまだまだ余裕があり、もしかしたらこれは本当にキロ6分のイーブンでいけるのでは?と思いました。


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が、それは打ち砕かれます。精進湖から西湖に戻る道の登りで少しずつペースが落ち始め、この時はまだ辛いことに気づいていなかったのですが、西湖に入って50kmあたりから明らかに脚が重くて辛くなってきました。ここら辺から食べ物の補給がままならなくなりました。幸いしたのは56kmの地点いけば一回休憩できる!という心の支え。これがあったので、辛くていつもは歩いてしまうような場面で、遅くても走ることが続けられました。ここがキーポイントでした。

何とか何とか、たどり着いた56km地点。ここで10分くらい休みました。着替えはせず、モンスターを飲み、食料補給し、気持ちを整えます。残り15km!精進湖からここまできたくらいの距離じゃないか!と思い出発。余談ですが嫁はここで前半2時間くらい、後半3時間くらいただ待っている状態でした。ありがとう。

56kmを超えてからは少し気持ちが切れてしまい1kmくらい歩きましたが、その後走り始めると意外と辛くなく、少しずつですがペースを戻せていました。最後河口湖のおかゆが出るエイドにて後ろを振り返ると、ずっと見えなかった富士山が


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これでも少し元気になり、天候的にも後半暖かいありがたい気候で、河口湖の市街地へ。ここでは信号ストップが一回休憩するいい理由になってありがたかった(笑)。登り基調で65kmくらいまで。噂には聞いていましたが、残り5kmからの登りがえぐかったただでさえ動かない足にあの斜度は辛い。登り3kmくらいのうち半分は歩いてしまいました。周囲も歩いている人多数。ここで大幅なタイムロス。そして、上りきり、残り2km弱!最後下っているのは大変ありがたく、応援者の多くいる公園まで戻り、歓喜のフィニッシュ!!

 

いやー、長い戦いでしたが、あまりタイムを狙って走ったわけではないので、このレベルであれば楽しいですね。とりあえず経験してみたかったウルトラですが、1回やると癖になり、また出たいと思うようになってしまいました。今度はもっと練習してから、だな。笑


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【以下、2.5km毎ラップ】

2.5k:18'44(最初の渋滞)
5k:11'23(下り基調)
7.5k:15'11
12.5k:?-31'01
15k:15'28
17,5k:14'16
22,5k:?-29'20
25k:14'48
27,5k:14'29
32,5k:?-38'59(ドロップバック立ち寄り)
35k:18'31
37,5k:15'41
40k:15'10
45k:?-32'07
47,5k:17'07
50k:18'11
52,5k:16'53
55k:17'00
-----ここら辺からうまく取れておらず。
■合計 8:20'41

 

◇初心者のまとめ

◎4月の富士山の朝は予想以上に寒く逆に後半は結構暑く感じるくらいになりました。ドロップバックを駆使した装備の計画が必要だと思います。

◎アップダウンが結構激しいです。前半に無理しないことはもちろんですが、後半、特に登りをゆっくりでもいかに楽に走り続けることができるかが、タイム短縮や完走のポイントだと思いました。
※精進湖から西湖に登る部分と、最後の最後の登りが特にポイント

食べ物はエイドに十分にあります。エネルギーゼリーとか塩熱飴とかの補助食品程度準備していればOKです。

◎最後に、、練習でしっかり距離を走ることや、長い時間運動することに勝る攻略法はないと思います(笑)。

 

◇過去の天候データ

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※河口湖の天候※

過去5年まとめてみたら、寒暖差の大きさにびっくりしました。というか、2018年の26度って本当?笑
例年、平均的な傾向としてはスタート時よりも10度以上気温に変化があるので、やはりスタートと途中で服装は変えた方がいいのかな、と思います。
2014年のようにずーっと気温が上がらないときもあれば、2018年熱い年もあるので、やっかいな時期ですね。でも、基本的に雨は降りにくいようです。

 

◇関連記事

▼その後、2018年9月に初100kmとなる城内坂ウルトラを完走しました。

kou90ersrun.hatenablog.com

▼2019年には奥武蔵ウルトラマラソンを完走しました。

www.kou90ersrun.com