走シンドローム

栃木×マラソン・ランニングの情報発信│1児の凡才パパランナーの走った記録、日常、思ったことなど

19栃木県選手権1500mに出場する

6月2日、獲得標高2,300m・78kmの奥武蔵ウルトラマラソンを完走してきました。9時間37分の死闘。とは言え、ウルトラはタイムよりも完走と思っているので楽しく走ることができました。

 

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そんな僕の次のレース。実は「栃木県陸上競技選手権」の1500m走です。
78km。78,000mを走った次のレースが1,500m(笑)。1/52の距離です。そしてそこには高低差もない。最高だ!!・・・というのは冗談で、この大会は高校生やエリート社会人が主に出場する、ガチガチの競技会なのです。記録会ではなく、競技会です。恐ろしいです。
僕も、栃木県でずっと陸上を続けて育ってきたので、高校生~大学生まで7年間、この大会にはお世話になりました。そして、大学を卒業して7年。ウルトラなんていう意味のわからない種目に挑戦するようになった僕が、再度この場に戻ってきました。
実は、3年前から毎年1,500mにはエントリーしていたのですが、毎年仕事の都合で出れずに名前のみでDNS(=did not start)という状況でした。しかし、今年は何とか出れそうなのです。急な仕事が入らなければ・・・

 

そもそもなんで1,500mかというと、5,000mや10,000mじゃ大失速したときにご迷惑をおかけしてしまうし、自信がないというのが大きな理由です。その点、1,500mならどんなに遅くとも5分以内では走れると思うし。
それに、僕はもともとスピードタイプのランナーでして、高校の時の主戦場は1,500mでした。今となってはキレは全くありませんが、この1,500mに思い入れはあります。

 

そんなこんなで6月28日(金)、1,500mに出場予定ではありますが、一応目標は4'30"にしています。キロ3分ペース。最近ではすっかり聞き慣れなくなってしまったペースですね。奥武蔵ではキロ8分とかですからね(笑)。おそらく4'30"で走れば組で一番遅くはならないです。後ろの方にはなると思うけど。

 

正直なところそんなハイペースで走り続けることを最近していないので、どこまでいけるか全くわからないんですが、ここ最近やった練習でこれが少しだけ自信になっています。

300mを54"(3分ペース)で慣れさせればいいかなーくらいに思っていたのですが、それより速いペースを繰り返せたのは予想外でした。一応、今週の金曜日には競技場でスピード練習をする予定なので、そこでもう少し長い距離を3分ペースで走る練習をして、最後の刺激にしたいと思います。

あとはレース特有のプラスαも期待して・・・。

高校生の中でウルトラおじさんが混じるレースになりますが、楽しんで走ってきたいと思います!

 

◆6月24日追記


最後の競技場追い込み練習。1500mの目標4'30”と同じペースで600m(1'48)、プラススピード上げて追い込みで300m、を3セット。600は3本目キツイながらも1'48で揃えてこれたし、300もしっかり上げることができた。これまでの練習内容を考えれば上出来。
不安要素は1000mを超えるくらいになった時にどこまでペースを保てるか。

19奥武蔵ウルトラマラソン!初完走!!

6月2日(日)、奥武蔵ウルトラマラソンに出場してきました!翌日は身体がぼろぼろで、仕事はデスクワークだったのが幸か不幸か、少し長く座っていた後に立ち上がると身体が固まってしまうのかとても痛い、そんな状況が続いていました。

奥武蔵ウルトラ、結論としては完走!!いや、完歩??したのですが、想像を絶するきつさで、昨年挑戦した城内坂ウルトラよりもきつかったんじゃないかと思うほどでした。

 

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今回はエントリー段階から仲間と予定を合わせていました。そのため、総勢6人で参戦!ウルトラに仲間と出ることは初めてだったのでとても楽しかったです。少し悔いが残るのは、「団体戦」。エントリー段階で所属を合わせれば5人以上で自動的に団体登録がされるのですが、合わせなかったせいで団体としての記録を残すことができませんでした。

 

さて、僕は宇都宮に住んでいるのですが、同じく宇都宮と那須烏山に住んでいる仲間と3人で乗り合いで会場に向かいます。運転が自分ではない楽さ、半端ない・・・。
宇都宮を4時発。上三川から北関東道に乗って、1時間半程度で着きました!着いた後は別で移動していた仲間と合流したり、準備しながら過ごしますが、6時すぎくらいには準備を終えてしまい、スタートの7時まですごく暇でした(笑)。駐車場のすぐ横がメイン会場であり、スタート・フィニッシュ地点になっているので、とてもありがたい。

 

【装備品】
 ・帽子
 ・半そでTシャツ→気温がそこまで高くなく、ノースリーブからTシャツに変更しました
 ・ショートスパッツ→城内坂の反省点として、内腿が擦れるのでその対策に
 ・ショートパンツ
 ・on(クラウドフロー)
 ・ガーミン230
 ・ランニングベスト
 ・塩熱タブレット×たくさん
 ・ザバス/ピットインリキット×3
 ・エコカップ(ただのプラカップ
 ・スマホ
 ・ラップ表

あった方が良かったなーと思ったのは、ターバンか手ぬぐい的なタオル。気温はそこまで高くなかったのですがかなり蒸してはいて、額からの汗を拭うのにあればよかったです。その他は多くもなく少なくもなく、ちょうど良い装備だったなーと思ったのですが、1点だけ大きすぎる誤算がランニングベスト。通勤や帰宅RUNをする際は身に着けているものなので全く気にしていなかったのですが、今回の装備品を入れていた重量からか、首の両サイド付け根にショルダー?が当たってしまい、走っている間ずーっと擦れていました。そのため、走り終える頃には両方とも傷になってしまい、痛いです(笑)。

 

さて、スタート直前にアミノバイタルのゼリーを飲んで準備万端。この大会の特徴やきつさ(客観視)はプレビューの記事で書いたのでそちらを参考に。

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今回6人で参戦したと書きましたが、KさんとYさんはフルマラソンサブ3の常連で走りこみの量からしても一段上。
Nくん、Iくんが僕と同じくらいの走力で、ただし長い距離は2人の方が明らかに強くて短いのは僕に分があるような力関係。
そしてAさんはこの中では一番走力的にも経験的にも下ですが、それでもサブ4、ウルトラ完走経験有り。こんな6人で挑みました。

スタート地点では一緒にいましたが、KさんとYさんは予定通りぐんぐんと前へ。あっという間にいなくなってしまいました。そして残るNくん、Iくん、Aさん、僕で未知の奥武蔵に向けて集団で走っていきました。正直、どんなペースで走ったらこの奥武蔵に適正なのか、全くわからなかったのですが、仲間がいたので落ち着いて、楽しく走り出すことができました。と、同時に激しい尿意。スタート前は全くいきたくなかったのに、走り出すと同時に激しくいきたくなり、最初のエイド(2km)でトイレに駆け込みました(笑)。4人の集団走は早くも一旦終了となりますが、流石にせっかくの仲間とのウルトラなのでもったいないと思い、トイレを済ませたあとに少しだけ飛ばして4kmくらいで追いつくことに成功しました。

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レースは最初から坂です。最初の5kmで約200mの山を登って下ることになります。ここの登りが唯一のトレイルになっており、その他はロードです。この登りの途中で3人に追いつくことに成功し、走力が一番劣るAさんは特に登りが苦手らしく、途中で歩きに切り替わりました。僕はNくん、Iくんと3人で下りに差し掛かったのですが、後ろから声を出しながら一気に抜き去っていく人、なんとAさんです!
Aさん、逆に下りは得意のようで、あまりブレーキをかけたくないということで一気に前にいってしまいました。あの走りで78kmもつのかな・・・と思いつつ、確かに無理にペースを落としても脚にダメージ溜まるだけだな、と思い、僕もAさんほどではないにせよ、下りに身を任せることにしました。

■~5km:31’08”

 

まだまだ周りに人がいる中で合計8.8kmのエイドにてようやくAさんに追いつき、また2人での並走が始まりますが、数キロで再度山越えが始まります。9km~15kmで約200mの山を越えるポイント。この登りで再びAさんは歩き始め、僕の単独走になりました。

■~10km:27:06”

 

厳しい登りでは最初から歩く人も多く、ウルトラの戦略としては定石だと思うのですが、僕の性格上貯金を作っておきたいという発想になるので「ゆっくりでも走る」ことを心がけていました。城内坂ウルトラでも自分ルールで前半50kmはエイド以外では絶対歩かないぞ、と決めていて功を奏したこともありましたし。
15kmくらいで2つ目の山を下りきるのですが、その途中でまたしてもAさんが後ろから吹っ飛んできました(笑)。無理に追うことはせず淡々と走ります。

■~15km:33'15”

 

この奥武蔵ウルトラですが、最初の21kmで一度メイン会場近くに戻ってくるコースになっています。そして、その21kmからひたすら折り返しの49km丸山ASに向かって登り続けることになります。

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前半~21kmのぐるっと山越え2回コース

15km~20kmはコースの中では一番アップダウンもなさそうな、落ち着いた区間となり、Aさんは前、NくんとIくんはおそらく後ろなので1人でリラックスしながら走っていました。
■~20km:30'10"

 

ここまではあまり気にしていなかったのですが、ペース的には予定よりもかなり早く走っていました。ただ、それと同時に気づいてしまったことがあります。21kmくらいから始まるのぼりで脚が動かなくなっていることを・・・。なんと恐ろしい。まだ距離は57km残っているし、折り返しに向けて30kmで900mを登らなくてはいけないのに!!(笑)。とりあえず20kmおきに飲むと決めていたザバスのピットインリキットを飲んで気持ちを落ち着かせます(笑)

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みるみる落ちるペースと気持ち。周りが歩くなか、遂に歩いてしまいます。なんてこった・・・。そしてダラダラと歩いたり走ったりしているうちに、後ろからNくんとIくんがきました!5kmあたりではぐれたので16kmぶりの再会!
正直これがなかったら、僕の奥武蔵ウルトラは終わっていたかもしれません。勾配のキツイところで仲間の登場に少し復活した僕は、気合でなんとかついていきます。
■~25km:39'19”

 

不思議なもので、話をしながらだと楽になっていきました。まぁ脚はこの時点で既に終わっていたような気はしますが・・・(笑)。そうすると見えてきたあの背中、Aさん!
登りが苦手だと言っていたAさんを25kmすぎてようやく捕らえました!4人で並走していたのは遥か20km以上前。そこから2時間以上の時間が経ったところで再度4人になりました。すごく気持ち的にうれしくなって、更に元気になったような記憶があります。

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残念ながら30kmすぎの登りでAさんとは別れ、そして、僕も登りでついていけなくなり32kmくらい?でNくん・Iくんと別れました。
■~30km:36'11"

 

そこからは一番の地獄でした。腸腰筋は攣り始め、頂上まで15km以上ある。フィニッシュまでも45kmくらいあり、実はまだ半分もいっていない、のに、このボリューム(笑)。正直頭の中では、
「頂上でリタイアしたらどのくらいで会場に戻れるんだろう」
「仲間を待たせるのは悪いな・・・荷物だけ車から出して帰ってもらうように、ラインしようかな」
「ウルトラでリタイアって初めてだな」
とか、負の感情ばかりが舞っていました。それでも、何が自分を突き動かしていたのかはわからないのですが、ひたすら、進む。止まることなくゆっくりでも走る、坂でも止まらず、エイドも最小限でパスする。とにかく進むことを続けていました。これも仲間がいたからかもしれません。
■~35km:40'16"
■~40km:44'41”

 

タイムから見ても、残りの距離を考えても、このあたりが一番きつかったなと思っています。40kmを超えると、トップの選手とすれ違いました。このコース、前述の通り21km以降は行って帰っての折り返しなので、全選手とすれ違うことが出来るコースです。これは奥武蔵ウルトラマラソンのめちゃくちゃいいポイントだと思いました。トップの選手が、10kmのレースかと思うようなスピードで駆け下っていくのを見て、本当に同じ競技をしているのか疑いたくなりました(笑)。
その後もどんどん選手とすれ違うようになり、一部知り合いがいたこともあり少しだけ元気に。その後、一番元気になる出来事がありました。確か、44km前後あたりで、一緒に出場したKさんとすれ違った際に言われた言葉。
「Nくんに追いつけるよ!」
え?Nくんに追いつける?10km以上前にはぐれて、僕はどんどんペースが落ちてしまっていたのに、Nくんがまだそんなに近くにいるのか?
そう思うと、はぐれた後に「兎に角進んでいたこと」がとても良かったと思いました。一度でも止まったり、手を抜いてしまったりしたら、おそらくNくんとの差も縮まらないままでした。
それで元気になった僕は、相変わらずの亀さんペースですが少しだけペースを上げて登り始めることができました。その後、Yさんともすれ違い(結局KさんとYさんは7時間代でフィニッシュ。)、45kmのASにて見えたその姿・・・・Nくん!!

■~45km:41'36"

 

まさかの再会に元気の出た僕は、Nくんに「頂上まで行くぞ!」と声をかけて、二人で歩を進めることにしました。それまでとペースは変わりませんでしたが、気持ちが全然違いました。そして頂上の1つ手前のAS(47.6km)にて帰ってきたIくんとすれ違い、ついにたどり着いた頂上は49.2km、丸山AS。

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ここを目標にしていた部分はあるので、疲れきっていた僕とNくんはとりあえず一休みすることにしました。エイドで食べ物と飲み物を補給して、名物カキ氷を食べて(今日はちょっと寒いくらい?)少し座って休みました。

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エイドステーションはここまでで16箇所。フィニッシュまでに何と合計で26箇所もあります。全てのエイドで様々な飲み物や食べ物が用意されていて、2~3kmに1箇所あるので、かなり助けられました。特に後半は、次のエイド、次のエイド、と目標にしていましたし、食べ物もそうですがボランティアの皆さまが素晴らしい。26回の大会に根付いている方々だなと思いました。
その中でも「奥武蔵ウルトラマラソン」と調べると付随してくるのが「ビキニ」(笑)。この頂上丸山ASに毎年いらっしゃるそうで、皆さん(男は、か。笑)これを目標に登ってくるそうです。そう言われると気にならないわけにはいかず、残り28kmへの景気づけにビキニさんとNくんと3人で写真を撮って丸山ASを後にしました(寒いのにビキニ、ありがとうございました。笑)。

 

■~50km:51'28"(丸山ASでの休憩含む)

いよいよ後半戦、あとは下り基調だし、28kmというとっても馴染みのある距離になったので、少し希望が沸いてきました。丸山ASを出て1kmもいかないところで、何とAさんとすれ違い!のぼりが苦手なAさん、コツコツと歩を進めて、僕たちが丸山ASで休んでいる間にこんなに近い距離まで縮まっていたのでした!

その後、下り始めて最初のエイドを何とPASS。僕もNくんも少し気持ちが乗ってきたようで、楽になってきました。。。と思ったら、PASSしたせいか、次のASで疲れてしまいました(笑)
その後もお互いきついところを励ましあい引っ張りあいながら、着々と、フィニッシュまでの距離を縮めていきます。
■~55km:42'01"

 

前述の通り、エイドが2~3kmに1箇所あるのですが、途中から僕たちがエイドを出るタイミングでAさんがエイドに入るという状況になってきました!Aさんは下りが得意・・・。僕とNくんはこのヤバさに気づきました。Aさんにぶち抜かれる・・・
追いつかれたらもう下りで勝てないと思い、何とか追いつかれないように走り続けます。それもあってか、ペースはみるみる上がっていきました。

■~60km:36'54"

 

その後も後ろ(Aさん)を気にしながらの走り。ふたりで「ウルトラでこんなに後ろ振り返ることってないよね。」と笑いつつ走っていました。段々と傾斜が急になっていく中で、残り15kmくらいでNくんのペースが上がってきていることに気づきました。そしてそれに対応できない僕も。申し訳ないので、Nくんに先に行ってもらうように声をかけました。ちなみに、オフィシャルでは「78km」でしたが、歩を進める毎に手元のGPSと距離がずれていきました。どちらが正しいかわからないのですが、何となく手元では76kmくらいでフィニッシュ地点に着きそうだな、という計算になっていました。

■~65km:38'03"

 

そして、Nくんと別れて1kmくらいすると、脚がどんどん動かなくなってきてしまいました。下りに脚が打ち付けられて痛い。下っているのに、登っているときと同じくらいのペースでしか走れない。周りにどんどん抜かれていく中で、自分のペースも最大級に落ちていきます。前半の孤独な地点の次に、ここら辺がきつかったです。ここも正直どうしようもないので淡々と歩を進めていきますが、ちょうど(オフィシャルでの)70km地点。Aさんに追いつかれます・・・

■~70km:48'20"

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コース図を見返すと、こんなにも下っているのにペースはキロ10分になりそうなペースでした。しかも、走っているのに、です(笑)。普段歩くペースのがよっぽど速い気がします。
70kmの後も少し下るので、Aさんは先に行ってしまいました。ついに、参加した仲間6人の中で最下位に落っこちてしまいました。この時、もう追いつくのは無理だな、と思っていたし、地図も頭に入っているわけではなかったのですが、70kmを超えると今度登りが少し長く続くことになります。
登り始めてすぐにAさんに追いつきました。この登りがどのくらい続くか、もちろんわかっていなかったのですが、とにかく少しでも離そうと、ゆっくりですが走りを続けました。案外長く続く登りに、実はこれAさんと結構離れてて逃げられるんじゃないか??という思いが沸いてきます。
第25ASにて「登りはもう終わりだよ~、あと下るだけだよ~」との声。そして残りの距離5km。(そしてこの25ASのボランティアが一番かわいかった。笑)。もう行くしかない!
意を決して壊れた脚でスピードを出して下っていきます。スピードを出してといってもせいぜい5分台後半から6分台前半なのですが、今の僕からしたらイダテンの如き速さ(笑)。何度も何度も、少しペースをゆるめてしまえと思ったのですが、ここまできたら、もう、いく。
急な坂を下りきって最後のASを後にします。残り2kmちょい。ほとんど下りはなくなってきているけれども、勢いでキロ5分台で走り続けます。周りの選手もペースが上がってきてる。そうか、あのつらかった登りも、痛かった下りも終えて、あと少しで奥武蔵ウルトラが終わってしまうんだ。
そう思うと、尚更ペースを落とすわけにはいかず、むしろ上がっていきました。最後、田んぼ道の先に見える会場の遠さには心が折れましたが、何とかフィニッシュ会場まで到着。そして、広い広いフィニッシュロードとフィニッシュゲートに、僕ただ1人。周りには既に走り終わったであろうランナーが座っていたり、先にフィニッシュした3人の仲間がいたり。
そして歓喜のフィニッシュ!!!

■~75km:33'01"

■~F(75.66km):3'42"(9:37'20")

 

 

走り終えて完走証をもらい、すぐ横でノンアルコールビールをもらい飲んでいるとびっくり、すぐ後ろにAさんがいるんです(笑)。タイムを見たら1分も差がありませんでした。つまり、あの登りである程度は離していたはずですが、残りの下りで僕もタイムを上げていたのに、それを上回って距離を縮めていたのです。下りとラストの直線でペースを上げてなかったら完全に捕まっていた・・・。僕は後ろにAさんがいるのは全くわかっていなかったのですが、Aさんは僕目掛けて走っていたようです。

 

■Kさん:7時間15分?
■Yさん:7時間35分?
■Iくん:8時間02分
■Nくん:9時間15分?
■僕:9時間37分
■Aさん:9時間37分
という戦跡でした。
KさんとYさんは流石という感じでしたが、途中まで一緒にいたIくんが後半余裕があって上げてきていたことにはびっくりしました。そして、78kmも走って戦略は全く違かったにも関わらず1分以内の差しかなかったAさんと僕でした。
ちなみに、僕はKさんとYさんと一緒に来たので、2時間以上も待たせてしまいました。ごめんなさい(笑)。

 

過去、富士五湖ウルトラ71km、城内坂100kmに出場してきました。城内坂も累積標高2,300m程度とかなりの難コースだったのですが、正直過去2回よりも今回の方がよっぽどきつかったです。走っているうちはもう嫌だと何回思ったことかわかりませんが、2日経って今これを書いていると、また挑戦したいな、とか、もっと上(限界)を見てみたい、という気持ちになってしまっています。僕のウルトラはタイムとか順位狙いではなく完走目標なので、そういう意味では手軽に出ていて、来年もどこかまた違うところに挑戦したいなと思っています。

 

そして、今回初めて仲間と大人数でウルトラに挑戦したのですが、それがこんなに楽しいもので勇気付けられるものだとは思っていませんでした。同時に、早くゴールしないとというプレッシャーもありますが…笑

 

 

今回のオチ。身体と共に、スマホもボロボロになりました。笑

 

 

19奥武蔵ウルトラマラソンプレビュー

2019年6月2日(日)に開催される「奥武蔵ウルトラマラソン」に出走します。
僕はもともと、あんまり長い距離の練習とかしないので、ここ最近はフルマラソンとか走ると大撃沈するのであまり走っていないのですが(18年水戸黄門漫遊マラソンが悲惨な結果だった・・・)、何故か、2017年以来、年に1回はウルトラマラソンに出るのが習慣になっています。
※17年:富士五湖ウルトラ(71km)、18年:城内坂ウルトラ(100km)

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何度もブログで書いているのですが、個人的な感覚として、フルマラソンはどうしてもタイムに追われるのに対して、ウルトラマラソンは気楽に走れるし、達成感や限界に挑む感覚に大きな魅力を感じています。

 

その中、今回選んだのは奥武蔵ウルトラマラソン。初挑戦の富士五湖ウルトラはまず71km。そして初100kmに選んだのは地元栃木の城内坂ウルトラ。ステップアップしてきているので、次も100kmかそれ以上か、はたまた時間走か・・・など考えていたところで、ちょうど良く視界に入ってきたのがこの奥武蔵ウルトラでした。距離は78km。富士五湖、城内坂と経験したのでまぁいけるかなーと思ってみていましたが、高低図をみて一気に惹かれてしまいました。「奥武蔵ウルトラ 高低図」の画像検索結果

前半のぼり基調で後半下りかー、逆よりはいいかなーとか見ていたのですが、左の目盛りを見てびっくり!
100m→900m!?
よく見ると前半の小さい山も、200mあるじゃないか・・・エグイ・・・。そして6月1週目という時期。毎年柴又100Kが開催されている日(今年は2週前倒し)と考えると暑さが目に浮かびます。
でも、どうしてもこういう未知に惹かれてしまうんですよね。仲間数人とも連絡を取って即エントリーしました。

 

ということで、6月に奥武蔵を走ると決めたのははるか数ヶ月前だったのですが、相も変わらずあまり長い距離の練習はしませんでした(笑)。完全にダメですね。
GWに仲間と40km走を。そして大会2週間ほど前に城内坂ウルトラコースを2周20km。

これ以外は最長でも12kmくらいのジョグとかしかしてませんでした。それどころか、何故か1週間前にはインターバルをしていました(笑)

でも、花笠峠というそこそこキツイコースで40kmを走れたこと、一人で城内坂でいいペースで走れたことは良かったし、過去の自分からすると長い距離に対する耐性というのは少しずつついているなーと思いました。

 

さて、準備もいよいよ佳境。城内坂でも作ったペース表と持ち物リストを今回も作りました。

正直ラップ表の方は全然あてにならないような気もしますが、目安としてもっておこうと思います。持ち物ですが、富士五湖ではドロップバックがあったし、城内坂では周回なので1周ごとに自分の荷物に戻れたので、今回のような、行ったらあとゴールまで何もなし、というのは初めてでして、少し装備に迷いがありますが、エイドが2~3kmに1回ある、食べ物も充実しているということもあり、アミノ酸のゼリー系や塩熱タブレット等を持つ以外はそんなに重装備にしなくても良いかな、と思っています。とは言え、持つのでポーチじゃなくてランニングベストを採用予定。あと、エコカップというのも初めてです。紙コップやプラコップをもつか、何か買うか。土曜日の最終買出しで決めようと思います。

 

奥武蔵ですが、累積標高が2074m程度らしいです。城内坂は100kmで2300mを超えるので、度合いとしては同じくらいか少しきついか。。。城内坂は斜度がかなりキツイところと緩やかなところ両極端ですが、奥武蔵は見ている感じずーっと坂なので、斜度自体は城内坂より緩いんだろうなと思っています。でも、たぶん僕の性格からしたら城内坂の方が(メリハリがあった方が)性に合っているだろうな・・・。

 

残り5日!ここからできることは体調を崩さないことくらいかと思いますが、何より楽しいウルトラにできればと思っています^^

 

春日部大凧マラソンでペース走

今日は春日部大凧マラソンを走ってきました。この大会を走るのは3回目、毎回10kmに出場しています。僕の性格上、ハーフをあまり走りたがらないっていうのもありますが、暑くなりだす時期ということもあり、毎回10kmを選んでいるような気がします。

 

ちなみに今年は6月に奥武蔵ウルトラを走るので、このGW、妻の帰省に合わせて一昨日に那須烏山市の花立峠で39キロ走をしてきました。普段ロング走を全くやらないので、筋肉痛になってしまい、今日はどのくらい走れるかなぁー、という感じでした。

 

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スタートは10時4分(踏切越えの都合上、中途半端な時間)です。この大会、ハーフと10kmと5km全てスタート地点が違い、全て10時4分スタートという珍しい大会です。運営効率めちゃくちゃいい。

 

駐車券とかは特になくて、満車になり次第終了。なるべく公共交通機関を使ってください、という案内だったので、8時到着目標で6時15分ごろ家を出ました。宇都宮からひたすら新4号を上るだけだったので思ったよりも早く進み、1時間くらいで会場周辺についてしまいました。

ただ、会場に一番近い第一駐車場は既に満車で、その他6箇所ある駐車場の地図を渡されました。とりあえず流れにのって第四駐車場に。ここはまだ10台くらいしか停まってませんでした。第一駐車場は早々に埋まってしまうだろうし、次回はもっと遅くきてもいいかな…とか思いましたが、駐車場誘導の混雑もあると思うのでこのくらいがベストかも。

 

さて、プログラムを引き換え、荷物を知り合いのところに置かせていただき(手荷物預かりもありますが有料)、会場内をふらふらしていました。8時前には会場に着いたのでめちゃくちゃ暇のはずでしたが、たくさんの売店を見ていたり、知り合いにもたくさん会えたので、意外と時間を潰せました。

そういえば今回、大会らしさのある写真を全く撮れなかったので、もうちょいふらふらして大凧やクレヨンしんちゃんの写真を撮っても良かったなーと、後から思いました。

 

アップをして少しほぐれてきても、筋肉痛は筋肉痛のまま。レースの速いペースも急に入れなそうだったので、緩くはいって後半上げる感じかなーと思っていました。レース直前に流しもしましたが、微妙な感覚。どっちなんだこれは…

ちなみに、予想通り暑かったです。毎年春日部と鹿沼は暑くなりだしの時期で、体感的にかなり暑く感じる印象です。

 

レースについて。いつもならAブロックの前から3列目以内くらいに並んで最初の入りからハイペースでいくのですが、何度も書いている通り筋肉痛なのでブロックの後ろの方に並び、スタートしました。スタートロスは3秒くらい。ちなみにAブロックは40分以内。

筋肉痛と言えど全くペースが上がらないでもなく、無理のないペースで走ります。1キロいかないくらいのところで中学生がたくさん応援していて、どうせ全力でいけないなら仮装でもすれば良かったかなーとか思いました。

1km:3分55秒

無理せずこのペースでいって、折り返してから上げよう、と決めました。

その後も無理せず淡々と走りますが、そこそこ人数を抜いていきます。土手の上なので風が強い年はすごく強いイメージですが、今年はあまり強くなかったです。

2km:3分53秒

3km:4分00秒

2キロの後半あたりで、右足の前頸骨筋(すねのあたり)がすごくつらいことに気づきました。痛いとか、そういう感覚ではなく、じわーっとしていて非常につらい。このときに、今日はもう後半上げるとか考えないで、ペース走でいいやーと思いました。

と、同時に、せっかくレースに出ていて4分で楽に走れるので、周りの人を引っ張っていこうかな?と思い、3キロを過ぎたあたりで捕まえた5人くらいの集団の前に出て、ちょっと様子を見たあと「キロ4分でいきましょう!」と後ろを振り返りながら声を出しました。急なことだったので、なんだ!?と思う人が多かったと思いますが(笑)、一部の人は声を返してくれ、強くないながらも風があったことから、1列の集団になりました。この時から完全に自分の中で今日の目的が変わり、できるだけたくさんの人を40分以内にゴールさせよう、となりました。

4km:3分59秒

抜く人抜く人に「4分以内でいきましょう!」と声をかけながらいき、後ろを振り返りながら煽っていきましたが、流石に5km手前でペースが落ち始めている人たちが4分以内に戻すのは難しいのか、ちゃんとずっとついてくる人は2人くらいでした。折り返して土手を折り、5kmを通過します。

5km:3分55秒

ここら辺で気づいたのですが、この大会、1kmごとの距離表示がめちゃくちゃ正確です。GPSとほぼ変わらずに配置されています。

その後、

6km:3分53秒

7km:3分58秒

8km:3分58秒

と刻みますが、身体が慣れてきたのと向かい風がなくなってきたせいなのか、油断するとペースが上がってしまいそうになるので、気を引き締めておさえていきます。ここら辺では数人しか拾うことができず、段々と人もまばらになってきます。でも、3人くらいがずっとついてきてくれ、キツイ残り3kmくらいのところもなんとか粘ってくれていました。

9km:3分59秒

ここら辺までくると、落ちてくるランナーは疲労困憊でなかなかついて来ることもできず、その3人をいかに送り届けるかという局面になってきました。既に40分は余裕でクリアできるラインで走れており、少しペースも上がってきていることもあったので、ラスト500mで「39分30秒切りましょう!!」と声をかけました。ひとりは即座に反応してラストスパートをかけて前にいき、残り2人もペースが落ちないことを確認でき、僕もラストは少し上げてゴールしようとペースを上げました。

10km:3分38秒

フィニッシュ:39分12秒(手元)

流石にペースを抑えながら走ったのでかなり余裕があり、走った後もそのままダウンジョグできるくらいでした。ただ、暑さはかなりのもので、汗だらけでした。

 

一昨日の39キロ走の疲れが溜まっている中だったので、正直出るかどうかすら迷っていた部分があり、走る目的もかなりブレブレだった今日だったのですが、自己満が強めですが数人のランナーを導けたこと、疲労のある中でペース走をしてラストも気持ちよく上がれたことは十分にこの大会に出た意味になったと思いました。中一日空いているとは言え、結構良い練習になったよねこれ。

また、今回余裕をもって39分前半でいけたことは、すごく自信になりました。確か2016年あたりはどん底の時期で、10kmを走って40分以上かかっていましたが、コンスタントにとは言えないにしても継続して力を維持できていると感じています。

6月に奥武蔵ウルトラマラソンを走りますが、それは置いておいて(笑)、夏をうまく消化すれば秋口にハーフ以下の距離でいいタイムを狙っていけそうです。5kmは少なくとも社会人ベストを更新しないとな・・・

 

 

春日部大凧マラソン、1万人の参加者がいる大会で会場内はごった返していますが、コースは走りやすく運営もしっかりしているし、宇都宮から近いので、5月の大会としてはとてもおススメです。仲間で来てピクニックとかできたら最高だろうな・・・

 

花立峠(那須烏山市)でロング走~奥武蔵ウルトラに向けて~

令和初ランは、前々から仲間と計画していたロング走を実施してきました。

 

▼前置き

目的としては、6月2日に開催される「奥武蔵ウルトラマラソン」(78km)に参加するためでした。今日練習をした仲間5人のうち、4人がこれに参加します。
僕は相も変わらず長い距離を走っていなくて、20km以上の距離を走ったのはもしかしたら10月に出場した水戸黄門漫遊マラソン以来じゃないかというレベルでした。

 

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僕は、何度も書いているのですが長い距離を淡々と走るのが苦手(ただの豆腐メンタル)でして、フルマラソンは2014年の自己ベストを境に練習をしていないのでどんどんタイムが悪くなっています。
その中で、2017年には富士五湖ウルトラ(71km)で初ウルトラを経験し、2018年には城内坂ウルトラで初100kmを経験しました。

 

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競技出身者の僕としては無駄なプライドがあって、フルマラソンを走るとどうしてもタイムを意識してしまいます。でも、ウルトラって全く違う世界で、タイムを気にせず走れて楽しいというのが僕の持論です。
でももちろん、練習した方が良いに越したことはないのですが・・・(笑)。なので、今回仲間の力を借りてせめてものロング走をしてきました。

 

▼花立峠コース

那須烏山の奥地にあるこのコースは初めて走ります。仲間の1人が周回10kmのコースをいくつか用意してくれ、 平坦なコースと峠を走る登り下りが激しいコースのどちらか、ということで、奥武蔵ウルトラという性質もあり、後者を選び、花立峠となりました。

僕は、前置きの通り全然長い距離を走っていなかったので、途中でもし歩いたとしても長い時間動き続けることを優先して4周(約39km)は絶対走ると決めていました。

まず、スタート地点ですが、駐車場があるのが山の頂上付近になります。

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憩いの森公園、という形になっているようです。

トイレはありますが、自動販売機がないので、買っておくのが無難です。

ここから、駐車場の入り口側に向かって走っていきます。最初から急に下ります。この2km強の下りの傾斜がいきなりきつくて、これを登るのか・・・と思ってしまいますがそんな甘いものではなかったことは後に気づきます(標高240m→88mまで下り)。

その後下りきると自動販売機のあるT字路にぶつかるので、左折します。このコースは基本的に左に道沿いですが、2箇所ほど意識して曲がらなければいけない部分があります。

曲がると2km強、田園地帯。ここも斜度がゆるくなっていますが下っています。後半になるほど、この下りのありがたみがわかりました。

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ここら辺はちゃんとした(?)道路ですが、歩道があるのでそこを走ります。とは言え、車も人もほとんどいません。

この田園地帯を2km強走っていくと左手に「旧大木邸」というかやぶき屋根の家がありますので、そこを左折します。ここが一番注意ポイントで、まっすぐ進んでしまうとコースから延々と反れてしまいます。

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ここからが地獄の始まりです。例えるなら城内坂ウルトラコースのあの峠。2kmくらいで標高62mから232mまで一気に上がっていきます。

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ここら辺は車通りのある道路から完全に外れて、細めの峠道を越えていくことになります。頂上まで一度も手を緩めてくれないその坂は、周を追う毎に強敵になります。でも、木陰の多い場所で、脇に川?が流れていることもあり、今日はすごく太陽が照っていた時間があったのですが、ここだけはひんやりでした。暑い時期にはこういうところがいいかもしれないです。

頂上までたどり着いたら、1kmちょっとで100mほど下ります。下っている途中に何度かT字路にあたりますが、基本的に左、左です。

下りきって左折をすると少し(ほんとうに少しだけ)大きな道路に出ます。視界的に開けているので感じにくいですが、結構登っています。この道を登っていった先に、スタート地点の駐車場があります。

そうです。このコース、一気に下まで下らせたと思ったら一気に頂上レベルまで登らせ、また半分ほど下らせて最後その分登らせるという、なかなかのドSコースなんです。。。平坦がほぼない。。。

フィニッシュ地点に向かう道路の脇には牛さんがいたり(くさい)、のどかな風景が広がっています。そして、この看板を曲がり角を左折するとラスト500mの登りを経て、無事に駐車場に戻ることができます。

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僕は、最初の2周こそいい感じのペースで走れていたのですが、3周めでガタがきて集団から離れ始め、4周目は登りを歩いたり走ったりしながら何とか4周(約39km)をこなすことができました。

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やっぱり1人だと20kmとか、いっても30kmとかでやめちゃっただろうな、ということを考えると、人と走るのって大変ありがたいなと思います。そんな中で参加した人のうち2人は50kmまで淡々と走り続けていて、すげーなと思いました。

花立峠は初めて走ったのですが、1周約10km(GPSで9.8km)ということや、ドエスのような峠の連続、自然がいっぱいののどかなコースですごく良かったです。城内坂コースと比べると、坂の破壊力は城内坂ですが、ずっと坂と付き合わなければいけないという点では花立峠の方がキツイかもしれません。

いずれにしても、高低差の厳しい奥武蔵ウルトラマラソンのいい練習になりました!

 

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日立さくらロードレース

今日は、日立さくらロードレースで10kmを、走ってきました。何も考えなければ翌週のおやま思川ざくら5kmが近くて良いのですが、できるだけいろんな大会に出たいなと思って、大会100撰にも選ばれているこの大会にしました。

話がいきなり反れますが、100撰に入ってくる大会って悪い大会は当然ながら全くないんですが、100撰に絶対入らないであろうめちゃくちゃいい大会もたくさんあるので、両方とも満遍なく出てみたいなーと思っています。

 

さて、最近の練習状況はというと、1月の牛久シティマラソン、2月のしらさぎ駅伝、3月のリレーマラソン、と、コンスタントにレースに出てはいて、それぞれで悪くない(良くもない)結果で走れていました。ここで、「良くもない」ってなってるのは、練習としてジョグばっかりしかできてなくて、レースに耐えうる練習ができてない(してない)からなんだと思ってます。この反省、毎回毎回書いてるな。笑

12月のくろばねマラソン10kmで38分03秒。この時そこそこ身体は動いてたので、これに近いタイムで走れたらいいなーと思ってました。

 

ちなみにこの大会、オフィシャルの駐車場がなく、公共交通機関でお越しくださいとなってます。しかしながら宇都宮から電車というのは厳しく、車にて。9時スタートに対して7時半到着目標にして、5時半すぎに家を出ました。ナビだと宇都宮上三川インターを案内されるのですが、茂木から常陸大宮を抜けていく一般道で行くことに決めてました。

序盤は信号にちょこちょこ引っ掛かってましたが、予定通り1時間40分くらいで到着。駐車場があるか心配でしたが、駅の近くということもあってか有料駐車場がたくさんあり、会場のすぐ近くに停めることができました。ただしこれが落とし穴だったことは追って書きます…

 

今日は一人で来たのですが、友達が出ていたので一緒に荷物を置かせてもらいました。荷物預けはすごいこみ合っていたようなのでよかったかな?この大会、最長ハーフですが14000人?も参加者がいるメガ大会!どこもかしこも人だらけで、大会運営の工夫でどうにかできる域を超えてました。むしろ、この人数をうまく捌いてるなーという感覚でした。

 

軽くアップして、気温もそこそこ高かったので、ランシャツランパンで走ることにしました。靴はお馴染みアディゼロタクミ練。

スタートは桜のトンネルのようになっていてすごく綺麗なところでした。今年はちょうどタイミングが良かったみたい。10キロだけでも4000人くらいいたようですが、40分以内のブロックに入って前から3列目くらい、右端の方に待機。

スタートして数百メートルで左に折れるのがわかっていたので、スタートと同時に段々集団が左に寄ってきます。僕の個人的なところなのですが、集団の中で走るのがあんまり好きじゃなく、いつも大会では最初前に出ちゃうか、集団ができる反対側を走ったりしてます。今回もあえて右側寄りを走っていきました。

先頭はあっという間に前に行ってしまいました。自分の走りもそんなに力むことなくリラックスした走り。10kmもつか不安なので、あまりペースは気にせずに楽に走ることを前半の課題としていました。

●入りの1km:3’38"

うん、悪くない。あとからわかったのですが、最初少し登っていたようなのでこのタイムは十分というところです。1kmに差し掛かるちょっと手前から明らかな下りに突入しました。僕は変わらずリラックスして、でも下りにうまくスピードを乗せられるように走っていました。最初飛ばしたのであろう選手を数人拾いながら下っていきやがて海が見えてきます。

●2km:3:34

下りだったのがあるとは言え、楽に走ってこれなら上出来!一気に「これいけるのでは?」という気持ちになってきますが落ち着いて落ち着いて。

そしてここからの景色が素晴らしかったです。海沿いのバイパス道路なのですが、海より少し高い位置に道路があって、まさに海の上を走っているような感覚。天気も良くて風もそこまで強くないのでめちゃくちゃ気持ちよかったです。特に、海なし県生まれ海なし県育ちの栃木県民にはこういう景色はすごく刺さります。笑

●3km:3:40

出来すぎなタイム。少なくともこのくらいか、もうちょっと遅いくらいのタイムをキープできればなぁーと思って走っていました。このくらいまでに僕を先頭に5人くらいの集団になっていて、特につらくなかったのであまり気にせず自分のペースで走っていました。調子がいいときの集団の先頭って悪い気しない。

●4km:3:44

あれ?少し落ちたかな?と思いつつもあまり無理せずキープ。

●5km:3:47

あれれ?落ちてきたなーと。でも、5km通過が18:25くらいだったので、3:50押しでもフィニッシュ予測37:35。それより速く走れるだろうと思っているくらいでした。このあたりで集団がばらけ、後ろについていた4人がバラバラと前に出て行きます。確かにペース落ちてるからなぁと思い、少しがんばって一番後ろの人についていこうとすると、脚がめちゃくちゃ重いことに気づきます。

コースの一番奥まで行き、折り返してその理由に気づきました。実は前半の終盤は登っていたのです。見た目的にはあんまり感じなかったので、単純にペースが落ちてしまって脚も重くなってしまって、少しやばいな、と思っていたのですが、折り返して下り始めて少し元気になりました。

●6km:3:55

登りで落ちた分仕方ないと思い、下りに身を任せていくと少し楽に。後半は基本的に前半の折り返しなので、また海沿いを走りつつ、多くのランナーとすれ違うことができます。

●7km:3:44

よかった良かった。ペースが戻った!あと3km、この調子なら後半上げて37分台前半いけるぞ!と思っていました。このあたりで後ろから1人ランナーがきて、抜かれたのでついていきます。このあたりで再び、脚が重いなぁと思い始めて、今回初めて「キツイ」という感覚になってしまいました。

●8km:3:49

何とかキープしてる感じ。ただ余裕はなくなってきてます。先に抜かれたランナーは段々遠くなっていき、その差をできるだけ開かないようにと思いながら粘っている感じでした。右側にメイン会場近くのビルなどが見え、それがある場所の高さにちょっと愕然としました。めちゃくちゃ高いところにある・・・ということは、それだけ登るのか・・・と。笑

●9km:3:51

落ちすぎず何とかこらえていましたが、また後ろから1人ランナーが来てしまいました。ラスト1キロなのでもういくだけだ!と思い、そのランナーと並走します。海の上を走る橋に別れを告げて右に折れ、会場方面に向かっているとどんどん脚が重くなります。それはそのはず、めちゃくちゃ登っているのです。目に見えて登ってる!ただし、他のランナーもペースは落ちています。自分も落ちているのもわかりつつ何とか粘り、ラストスパートも効かない脚で何とかフィニッシュ!

●10km:3:53

■フィニッシュ:37:42■

 

年末のくろばねマラソンの時には38:03、そして、感覚的にはくろばねマラソンの方が良かったので、今回は全く悪くない結果でした。重いながらに走れてしまったのは、大会だけでですがコンスタントにスピードを入れ続けることができているからかと思います。でも、1年前の天平ラソン10kmの36分台にはまだまだ遠いかな、という感じです。また、今回くろばねマラソンよりもペースは速いにも関わらずピッチが遅くなっていました。たぶん、脚が重いと感じたこととか含めて、調子的には良くはなかったのかな、と思っています。もしくは、鈍っているか。

次は5月の春日部10kmなのですが、6月に奥武蔵ウルトラ78kmを控えているので、GWは走りこみの予定。そのため、10km本気で走ることはできないと思っています。土曜マラソンとかでスピードは維持しつつ、かな。。

 

さて、ダウンも終わって10時半くらいには帰れそうな感じだったのですが、何となく嫌な予感はしていたのですが、駐車場出口がフィニッシュの道路沿いになってしまっていて、全て終わらないと出れない状況・・・。

仕方ないので、たくさん出ている出店や、桜や海沿いをふらふらしながら時間を潰します。この大会と平行して、ここではさくら祭りが開かれているようで、参加者数以上に人がいたように思います。

 

12時半まで待ってようやく規制解除。帰路につこうと思ったのですが、上記さくら祭りの規制がまだ続いていて、抜けるのにも一苦労でした。

大会の推奨は公共交通機関で、駅から徒歩1分もせずにメイン会場でした。なので、駐車場から出れなくなったことや、規制で抜けにくくなってしまったことも、全て自分の下調べ不足だと反省。こういう大会はちゃんと調べていかないとダメですね。。。

駅を挟んでメイン会場と逆側の駐車場の方が、値段も安くて規制の影響を受けにくかったと思います。

 

総論としてはすごくいい大会だったと思います。コースも気持ちよいし、地味にテクニカルなコースがまた走りたくなる(笑)。出店があったり、近くに商業施設もあるので、家族で来ても楽しめそうだなぁと思いました。

 

 

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足袋型シューズ「hitoe」を履いてみた

先日のなないろスポーツフェスタで入賞した賞品として、足袋型シューズ「hitoe」をゲットしました!

 

ここ数年、ウルトラマラソンを走ったりして「ただ速く走るだけではない楽しみ方」を感じるようになりました。その中で、裸足で走る方や一本下駄で走る方を見かけていてすごく興味深く、ちょうどこのような「足袋型」シューズは気になっていたところでした。

ただ、何でもかんでも買えるわけではない中で優先順位非常に低くて、今回はすごくラッキーでした!

 

◎形状としては

ゴムのような1枚ソールが中敷直下に設置されており、アッパーは少し伸び縮みがするような素材。それらが直接繋がっていて、それぞれが連動して動くような感覚です。

足先は親指とその他で分かれているので、専用もしくは5本指ソックスが必要ですね。僕はもともと走るとき5本指ソックスだったので違和感なしでした。

また、僕は普段ランニングシューズは26.5cm~27cmですが、これは26cmでした。少し小さめのぴったりフィットのがいいみたい。

 

◎走ってみた感想

①地面を足裏でなぞっている感覚がダイレクトに伝わってきます。まさに裸足で走っているような感覚。走っていて、今足裏のどの部分が地面に接していて、どういう軌道でつま先に抜けていくかが手に取るようにわかります。ソールの外側に丸みがあるため、ちゃんと接地しないとぐら付くような感覚もあります。

 

②地面に接地した時の衝撃がダイレクトに脚から上に向けて伝わってきます。感覚的には特に膝あたり。これは、普段走っている時には現代のランニングシューズの優れた機能(クッション性や反発性)によって吸収されている部分だと思います。そのため、「ちゃんと」走らないとすぐ疲れてしまったり、脚を壊してしまったりしそうです。逆に言うと、普通のランニングシューズではごまかしが利いている部分を理解できるってことだと思います。

 

①、②と同じ理由で、速く走ることは難しくなります。実際走ってみて、通常のジョグよりペースが遅くなりました。この遅くなっている分っていうのは、普段ランニングシューズの性能に甘えて適当に走っていた分なんじゃないかと思っています。その、甘えている部分が感覚的にわかって、かつ、矯正できるのがこのhitoeの大きな魅力かな、と。

これを履いてトレーニングをすることで、結果的に効率よい走りになったり、怪我をしにくくなったり、できそうな気がします。

 

 

ただ、あくまで「速く走る」「自分の限界に挑戦する」のを目的とするなら、ランニングシューズの方が良いと思います。だって走りを補助してくれるのだから。hitoeは間逆で、走りの補助ではなく本来の気づきを与えてくれる、という感じです。

 

ということで、ゆっくりのジョグやウォーキングでhitoeを履いて身体の使い方を学ぶ。強度の高いトレーニングや心肺系のトレーニングは目的が別なのでランニングシューズで走る。レースはもちろんランニングシューズで走る。

これによって、今までのランニングの幅がより広がるような気がします。

 

課題は、そのトレーニングのために1足約12,000円の足袋を買い換えられるかどうか、か。笑

 

 

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なないろスポーツフェスタで入賞してきました。

2019年3月17日に開催された「なないろスポーツフェスタ」に参加してきました!

 

nanairo-festa.world

リレーマラソンの部は4時間耐久で、12時15分スタートとゆったりめ。

今回はNO-BORDERというチームで参戦して2チーム作りました。その名も「NO-BORDER兎」と「NO-BORDER亀」。チーム名を考えた人のセンスを疑います(ごめんなさい)。

名前の通り、兎さんチームは比較的速い人のチームにして入賞狙いをして、亀さんチームはゆっくり楽しく走るスタンスで人集めをしました。高校のときの部活の仲間や大学、社会人になってからのラン友さん、知り合いの知り合いまで、ごちゃ混ぜでした(笑)。

会場はつくば市洞峰公園。めちゃくちゃ広いわけではないですが、今回コースだった1周1550mのコースにはずっとタータンが敷いてあって走りやすかったです。

www.tsud.co.jp

上記の通り、僕がとにかく声をかけまくって集めたメンバーだったので、小グループでの知り合い同士ではあるものの、僕がとりあえず行ってまとめなければいけないのに、見事に遅れました(笑)。10分程度集合から遅れた挙句、駐車場が満車で遠いところを案内されて、ちゃんと受付して集まれたのが11時半。全員集合してとりあえずスタートと中継所の位置だけ確認、ゼッケンを雑に配ってチームわけだけして後は放置!本当に雑ですみませんでしたという感じです。。。笑

 

さて、入賞ラインは総合8位だったのですが、昨年の優勝チームを見るとキロ3分20秒ちょっとくらいのペースで回しており、兎さんチームの6人だったら1550mのコースを1周ずつ交代で回してそのくらいのペースで走ることは可能な範囲でした。

とりあえず、1走に一番速いNくんを置いて、開幕ダッシュをしたところ、なんとゲストランナー(?)を除いて1位で帰ってきました!すごい!

ちなみにこの大会、おもしろいのが1時間に1回「助っ人」を使えるところ。助っ人で強力なのが筑波大学の学生で、バリバリ現役の陸上部が走るのでゆるく走っても速い速い。1走目の1位は筑波大学生だったようです。

 

4時間耐久なので、6人で1550mを回すと7~8周くらい回ってくる計算(30分に1本)。インターバルトレーニングというより、間ががっつり空いて走るスピードを上げられるレペテイショントレーニングのような形でした。

僕は6人分の5走。1周目は5'15でした。だいたいキロ3分20秒後半くらいのペース。最初の1周はアップも兼ねて無理のない範疇でと思っていましたが、周りに引っ張られ、チームの順位も良く、いいペースで走ってしまいました。

 

リレーマラソンの特性上、時間を重ねると順位が全くわからなくなるのですが、2周、3周と重ねていった時の速報の張り出しを見ると2位であることがわかりました!ただし、2~5位あたりは1分差くらいの僅差での競り合いになっていました。気を抜けなくなってしまった・・・笑

 

2周目:5'12”

3周目:5'24”

4周目:5'21”

 

最初はリラックスして走っていたのですが、そのままだと段々とタイムが落ちてしまっていました。約半分を終えた際に、あと半分(4本)も走るなんて・・・という気持ちでしたが、仲間が作ってくれたお菓子などをつまみながら、話しながらのんびり過ごしました。リレーマラソンってこういうのが楽しくていいですよね。こんな順位狙わなきゃもっとゆるく楽しいはずなんですが。笑

 

5周目:5'18”

なんとかタイムはキープしているものの、明らかに脚が重くなっているのを感じていました。と、同時に、2~4位の争いも激化。ちなみに1位は周回差のダントツで走っていたので割愛・・・

そのうち4位は段々はなれていったのですが、見ていると3位のチームは1時間に1回の助っ人制度を利用している!!その助っ人と、あと1人くらいいるめちゃくちゃ速い人でタイムを稼ぎ、その時に僕たちのチームより前に出るのですが、トータルでは僕たちの方が早く、また巻き返して2位に戻る、という展開が続いていました。

 

6周目:5'12”

7周目:5’10”

段々タイムは上がっているのですが、明らかに無理な走りに近づいていました。。。というか、こんなタイムで本数重ねられると思ってなかったので、やっぱり襷と競り合いってすごいなと思いました。

 

ラスト1周回に入る前に2位だったのですが、その時に相手のチームも最後の助っ人を利用!これで再度逆転されます。

そしてラスト1周回目のエースNくんで追いつき、ほぼ並んで襷リレー!!なんだこの展開!!

ちなみにタイムを計算していくと、2走、3走、4走、そして5走の僕でラストになりそうな時間でした。なんてこった・・・と思いつつ燃える展開。

 

その後は接戦が続きました。2~4走と、お互い一歩も譲らず全て前後1秒差くらいで繋いできました。このタイミングで書くのもなんですが、相手は高校生チームでした。そして、うちはエースを控えているとは言え、実は6人中3人が40代。高校生と競り合うなんて、とんだ化け物おじさんチームでした(笑)。

 

そして、襷を相手チームとほぼ同時に受け取り、時間は3時間57分くらい。どんなに速くても1周3分を切ることはまずないので、僕のこの競り合いで勝負が決まります。相手も同じ状況と、もちろんわかっています。

襷をもらったと同時にお互い逃がすまいと飛び出しますが、100mもせずにペースは落ち着きます。これは明らかに「勝負」。タイムはともかく、先にゴールできればいいので、完全に勝負になっていました。感覚的には僕の7周までのペースよりほんの少し遅いくらいのペースで走っているようでした。飛び出した際に相手が前だったので、僕は大人気なくもすぐ斜め後ろについて様子を伺いながら走ります。相手もあまり余裕はなさそう。でも僕も正直ロングスパートをかけて追い抜き返されたら着いていく余裕はないくらいでした。

自分でもびっくりなのですが、高校生相手に走っている時に考えていたのは「ラスト勝負に持ち込む」でした。僕は結構ラストスパートに自信があって、今日の走りの感覚からするとこのペースでずっといけばラストスパートを出し切れると思っていました。でも、今考えると、あまりスピード練習もしていない上に、若さという圧倒的に有利な条件の相手にこの勝負に持ち込んだ自分は頭が沸いていたなと思っています。笑

相手も同じ考えだったのか、遅すぎず速すぎず、でも段々と体力は削られていくようなペースでレースは進みます。「曲がり角のところでラスト200m切るくらいかな?、そこで仕掛けよう。」そう思っていて、そこまでは同じペースで推移します。

そして曲がったところで・・・!!相手も全く同じことを考えていたようでペースが数段上がりました。ここが一番きつくて、少し離れかけたんですが、仲間が待っていると思うと離れられずに何とかくらいつきます。ここで食らいつけたのが大きかった。

もう全く余裕はないのですが、最後の曲がり角を曲がってフィニッシュまで100mを切るくらいの直線、周りにたくさん人がいる中で相手がもう1段ギアを上げてトップスピードになりますが、ここまできたら自分のテリトリー、射程範囲。身体も息もきついですが、思っていた通りの感覚でラストスパートが炸裂します。まさに全力疾走。この周回で初めて相手より身体半分前に出ました。よし!刺し切った!!と完全に思ったラスト20m、横から伸びてくる相手の身体・・・抜けない・・・けど、抜かれない・・・そのまま、ほぼ同時にフィニッシュテープを駆け抜けました。

 

 

ほんとうにほぼ同時。結果を待つしかないですが、僕の最終周回も含めてメンバー全員がデットヒートを繰り広げ、2位という順位を狙いました。こんなに熱くなったのは学生時代以来で、すごくたのしかった。

 

そして順位発表・・・

結果は、

3位!

 

残念ながら刺しきれてなかったようです。でも全く悔いはなく、むしろこんなに走れたし熱くなれたのでとても良かったです。

亀さんチームもゆっくり楽しくがコンセプトのはずだったのですが、半分以上の順位の22位!すごい!・・・と同時にこんな戦いを横でしてしまって、なんだか雰囲気を巻き込んでしまって申し訳なかったです(笑)。次は楽しく走るだけのリレーマラソンに出たいな。

 

表彰式と抽選会を含めていろいろ賞品をもらったのですが、その中に「マラソン足袋(たび)」がありました。個人的にはこういうシューズ?は気になっていて買いたいなと思っていたのですが、あまりそこにお金もかけられないということで買えていなかったのですごくうれしかったです。合計4足、チームでもらったのでじゃんけんで勝ち抜きゲットしました。サイズを記入して後日届くのでとても楽しみ。

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そして最後にオチとして。

実は3位という順位は僕が刺し切れなかったことでなった順位ではなかったのです。完走証をもらって気づいたのですが、「4時間以内にフィニッシュ地点を最後通過したタイミングの順位」が最終順位。。。ということは、僕が襷をもらった3時間57分くらいのタイミング、あのタイミングで順位は決まっていたのでした。

僕と、相手の高校生のデッドヒートは、実は何にも意味がなかったという・・・(ということは、相手もルールを理解していなかったんですな。)笑

でも、記録より、思い出、記憶に残るレースになりました。